伊豆半島の下田という田舎に生まれ育った(生まれたのは、正確には「河津桜」で最近ちょっと有名になった隣町の河津町ですが)私は、1980年の2月、大学受験のために東京のホテルに連泊していました。
品川駅近くの横断歩道で、信号待ちをしていると、
当時、法務大臣を歴任していた稲葉修さん(というお名前だったと思います。)から突然、
「大学受験に来たの?」と声を掛けられました。
3歳年上で高校を卒業してすでに東京で就職していた姉と、
大学の下見に行くときだったと思います。
きっと、いかにも田舎の少年の姿で、姉に道案内してもらっているという場面だったのでしょう。
もちろん稲葉衆議院議員は、お一人でいるはずもなく、秘書らしき方とご一緒でした。
(こんなすごいヒトも普通に道を歩くんだぁ)というのが、まず感じたことでし
た。
稲葉さんは、私に「大学は法学部にしなさい。法律はいいよ。」と
優しく田舎の少年に話しかけてくれました。
(政治家としてはかなりカタ派だったようですが)
もちろん、すでに出願してしまっていた後の訳で、法学部には進学しませんでした。
不慣れな都会で、そんなすごい大人物にさりげなく声を掛けてもらった感動で、身の毛が
よだつ(もちろん表現がおかしいのですが…)思いをしました。
そんな、さりげない優しさを持ちつづけていらっしゃった稲葉さんを、
なぜか先日「水戸黄門」を見ていて思い出したのでした。
思ったのは、相手(この場合、稲葉元大臣にとって私は何の相手でもないのですが)の立場になって、
さりげなく気の聞いたことが言えるといいなぁ、ということでした。
そして、いま、建築関係以外の民法や商法などの法律関係の仕事にも携わっています。
やっぱり、『法律はいいよ』。。。。
今日も、名古屋地方裁判所に行ってきました。
いろんな仕事に携われて、毎日が充実していて、楽しく仕事ができています。


株式会社安江工務店